眼下に望む三鈷寺の紅葉と天空のイチョウ


三鈷寺

15日に善峯寺の隣にある三鈷寺を訪れました。

三鈷寺三鈷寺は京都検定のテキストに載っていることでご存知の方もおられるでしょう。場所は善峯寺の隣りですが、訪れるにはコツがあります。まず善峯寺を拝観し、境内の中腹にある「回転扉」から外に出てください。一見、回転扉を出てしまうともう戻ってこれないように見えますが、帰りは善峯寺のパンフレットをインターホンに見せれば回転扉のロックが解除されて、善峯寺の境内に戻ってくることができます。

三鈷寺回転扉を出てほどなく、三鈷寺の門前へと到着です。なお、下の道路から山道を登ってくる方法もありますが、かなり坂がきついため善峯寺境内からのルートの方が楽でしょう。さて、三鈷寺は善峯寺を創建した源算上人の隠居所で往生院と呼ばれましたが、鎌倉時代の初めに法然上人の弟子・証空上人が浄土宗西山派の念仏道場として発展させ、三鈷寺と改称。寺名の由来は、寺の背後の山の形が仏器の三鈷に似ているからとされます。

三鈷寺応時は天台・真言・律・浄土の四宗兼学の道場として隆盛しましたが、応仁の乱によって衰微し、現在は山中に佇む隠れ寺の様相で参拝者を迎えています。境内からの眺めは善峯寺と並んで抜群で、江戸時代に書かれた都名所図会では「二大仏七城俯瞰の地」と表現され、東山三十六峯、京都盆地、南山城を一望できるまさに「天空の寺」です。

三鈷寺お時間のある方は拝観をして頂くと、本堂内で証空上人の御廟や、阿弥陀如来像や十一面観音像など、貴重な仏像に手を合わせることができます。また、現代的で落ち着いた雰囲気の客殿からは、お茶を頂きながら美しい京都の眺めを堪能できます。この時期は眼下に紅葉が望め、いつまでも眺めていられるような心地よい時間を過ごせます。また、青空に向かってそびえる天空のイチョウは、15日の段階でだいぶ散っていましたが、客殿からのイチョウは見事な色付きでした。素晴らしい景色に出会える三鈷寺。善峯寺に訪れる際など、足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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