首途八幡宮の桃の花


首途八幡宮

しばらく前になりますが、首途(かどで)八幡宮では、桃の花が咲いていました。

首途八幡宮西陣にある首途八幡宮は、まずその読み方が特徴的です。平安京の大内裏の北東に位置するため王城鎮護の神とされ、もとの名を内野八幡宮といいました。伝承では、かつてこの地に金売吉次の屋敷があったとされ、源義経が吉次に連れられ奥州の平泉に赴くに際し、このお社で道中安全を祈願して出立したといわれます。「首途(かどで)」とは「出発」の意味で、この由緒により「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」と呼ばれるようになったとのこと。

首途八幡宮境内には4月初めに桃の花が綺麗に咲いていました。紅白の花が同じ木に咲く源平しだれ桃もあり、華やかな雰囲気です。桃の花が植わるのは、義経の先祖の貞純親王がこの付近に邸宅の桃園邸を構え、桃園親王とも呼ばれることから来ているようです。社伝では、庭園は池と築山を中心に周辺に桃の木が植えられ、春になると一斉に桃の花咲き、桃花祭が執り行われたとのこと。桃園は古くから周辺の地名でもあり、平安時代を通じて桃園と称された邸宅は少なくとも4カ所はあったとの研究もあります。現在でも周辺は「桃薗学区」と呼ばれていますが、平安時代から続く桃園を思わせてくれる、美しい光景でした。

首途八幡宮

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。


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