先日訪れた嵐山。大堰川では、川に空が映りこみ、美しい光景が見られます。
台風18号が発生しました。実は、数日前から発生が示唆されていましたが、その進路が定まっていませんでした。今日になって概ね進路が見えてきて、紀伊半島の南まで北上した後、北東に向きを変え、東日本を目指す方向です。速度も比較的速く、また勢力を落とすことはなくむしろ発達しながら近づいてきますので、連休最終日の16日は、関東を中心とする東日本の広範囲で、大雨や暴風に警戒が必要となり、交通機関が大きく乱れる恐れがあります。早めの帰宅や予定の見直しなども念頭に、最新情報に十分にご注意ください。
また、今日(13日)の京都は、8月22日以来、22日ぶりに35℃を超える猛暑日となりました。処暑の節気の後、一度も猛暑日になっていないのも近年では珍しかったのですが、明日(14日)にかけて真夏の蒸し暑さとなります。京都観光に来られる方は、熱中症などに十分ご注意願います。ただ、今年35℃を越える可能性があるのも、明日まで。統計的には、そろそろ35℃の壁を破るのは厳しい時期で、今後の予測値を見ると、恐らく来年の夏までこの暑さはやってきません。まさに14日は「真夏最後の日」。2013年の夏は本当に暑かったのですが、これで最後といわれると、寂しい気もしてしまいますね。
先日、嵐山を訪れた際に、大堰川(おおいがわ)沿いを自転車で走ってみました。水面には空が映り、浮かんだ雲がゆっくりと流れて行きます。先日の雨で増水した川は、水は多くとも穏やかなように見えました。法輪寺の側から岸をさかのぼると、大堰川越しに比叡山が見えます。川や池と比叡山が一緒に見える場所は滅多になく、私の好きな風景の一つです。
この日は、大悲閣千光寺を目指していきました。大堰川を遡っていくと、だんだんと渡月橋は小さくなり、川がくねり始めると山の陰に隠れて見えなくなりますが、この辺りから大堰川から保津川へと景観は変わっていきます。山に挟まれて川の流れは速く、岸は岩がちで落ちれば助からないと思えるほどです(実際に痛ましい事故が今年も起きています)。観光地嵐山からわずか1km足らずで、その川の風景は大きな変化を見せます。川沿いの道は自転車で走ると気持ちがよいのですが、やや急な坂道もある一方、川側にガードレールはありませんので、特に下りは間違って落ちないように十分にご注意ください。
こうして川をさかのぼっていった場所にある大悲閣千光寺。歩いて行けなくもありませんが、できればレンタサイクルなどで来るほうがよいでしょう。京都屈指の絶景が広がるお寺です。今回は久しぶりに訪れました。美しい風景などは次回以降のブログでご紹介します。
散策のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 9月22日(日)【満員御礼!】 ※まいまい京都さん主催
吉村のベスト竹林!竹の庭園から竹の径をいく - 9月22日(日)【キャンセル待ち】 ※まいまい京都さん主催
太陽に向かうまち・向日のロマンを追いかけて - 9月23日(祝)【キャンセル待ち】 ※まいまい京都さん主催
秋の訪れを告げる、梨木神社の萩まつりへ - 9月27日(金)【受付中!】
【京都パワースポット】ウワサの縁結びスポットめぐり ≪まいまい京都×旅の発見≫ - 10月13日(日)【予約あと少し!】 ※まいまい京都さん主催
【樫原】旅人の気分で!旧家連なる山陰街道最初の宿場町・樫原へ - 10月14日(月)【予約あと少し!】 ※まいまい京都さん主催
【東山】気象予報士と歩く京都の災害史、三十三間堂から大谷本廟へ - 10月27日(日)【予約あと少し!】 ※まいまい京都さん主催
【北野】北野天満宮をじっくりご利益めぐり
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。