八坂神社のかるた始めと北野天満宮の狂言奉納

八坂神社 かるた始め式

1月3日午後に、八坂神社ではかるた始め式、北野天満宮では狂言奉納が行われました。

八坂神社 かるた始め式八坂神社のかるた始め式は、午前中の初能奉納から続けてご覧になる方もいるため、特に最前列で見るには早朝から行く必要があります。また、初能奉納では舞台向かって左手側に席が設けられていますが、かるた始め式では撤去されて報道陣のスペースとなるため、場所取りの際はご注意ください。今回は、私は直接は見ていませんが、写真のみ別の方にお願いをして撮ってきていただきました。

八坂神社 かるた始め式本年のかるた始め式は、お子さんによって神前奉納が行われました。写真を見るととても可愛らしいですね。女性の艶やかな十二単(ひとえ)姿も目を引きます。京都には数々のお祭りがありますが、こうした雅な衣装に身を包む行事はそれほど多くはありません。代表的なのは5月の葵祭の女人列ですね。かるた始め式でも、最後に能舞台を回りながら引き上げて行く様子が華やかです。

八坂神社 かるた始め式さて、かるたの起源は貝合わせにあるといわれ、今でも京都の尼門跡寺院などでは、遊び道具として持ち込まれた見事な絵が描かれた貝を見ることもできます。「かるた」という言葉はポルトガルから伝わったとされ、ポルトガル語で「手紙(Carta)」や、板状のものを表すのだそうです。日本の貝合わせが欧州からのカードゲームと融合して、現在のような「かるた」になり、江戸時代から正月の遊びとして定着していったといわれます。

八坂神社 かるた始め式八坂神社のご祭神はスサノオノミコトですが、古事記などの神話では日本でクシナダヒメを妻とした時に「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」と歌を詠み、それが日本最古の和歌とされています。かるたは百人一首などの和歌を読みあげて行われるところから、日本かるた院本院の皆様によって昭和46年から、八坂神社でかるた始めが奉納されています。今年も、雅かつ鋭い手先で、かるたを披露して頂けたようです。

北野天満宮 新春奉納狂言さて、1月3日の同じ時間帯に北野天満宮で行われているのが新春奉納狂言です。境内の東側にある神楽殿で奉納されています。参拝ルートからは少し外れているため、八坂神社のかるた始め式のような大混雑ではありません。神楽殿は柱が手前にある分、やや見にくかったのが少し残念でした。写真を撮る側からすると、日差しがムラを持って差し込んでいるため、露出を合わせにくい場面も感じました。

北野天満宮 新春奉納狂言狂言自体は、やはりとても面白く、笑わせて頂きました。猿楽會と茂山良暢(よしのぶ)氏の主催によります。演者には外国出身の方や女性の方もいて、独特の語り口調や表情、大きな所作など体全体を使って楽しませて下さいます。私は時間の都合で全ての演目を見ることは出来なかったものの、初詣で賑わう境内の方が、かわるがわるご覧になっていました。

六波羅蜜寺 皇服茶なお、お正月の京都の行事では、六波羅蜜寺の皇服茶もあります。皇服茶は、平安時代に空也上人が疫病退散のために考案し、まず村上天皇が服用したところから「皇服茶」の名で呼ばれ、京都の民間にも広まっているお正月の風習です。六波羅蜜寺はその元祖として、正月三が日に300円でお札と共に授与されます。今年も3日の夕方に訪れて、頂くことができました。一年、健康無事に過ごしたいですね。さて、正月三が日も京都を満喫させて頂きました。2014年も、コツコツと頑張っていきたいと思います。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。


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