4月20日~22日にかけて妙心寺の境外塔頭である慧照院(えしょういん)が特別公開されていました。
現在、京都は臨済禅師1150年と白隠禅師250年遠諱を記念して禅寺の一斉公開が行われてます。慧照院もそうした一環で拝観されることになりました。これまでも事前の予約申し込みで春の椿の時期に公開されていましたが、こうして広く一般に公開するのは初めてとのことでした。場所は妙心寺の南門から東へと行った場所で、花園会館の向かい辺りに位置しています。
慧照院は、元和9(1623)年、福井城主・松平忠昌の正室である花姫の菩提所として創建され、当初は花姫の法号にちなみ黄梅院と称しました。宝永年中(1704~11)に、衰退していた寺を大春和尚が中興し、このときに慧照院と改称しています。ちょうど4月は「五色散椿」が見ごろを迎えており、樹齢120年とも140年ともいわれます。この日も綺麗に咲いていてくれました。お庭の様子は写真でご覧ください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。