台風被害から復旧した高山寺


高山寺

世界遺産の高山寺を訪れました。2018年の台風被害からようやく復旧を果たしました。

高山寺世界遺産の高山寺は明恵上人ゆかりのお寺として知られています。上人は8歳で両親を亡くし、釈迦を父に仏眼仏母を母と見たてて信仰を深め、23歳から51歳に至るまでの約30年間にも及ぶ夢の記録や、弟子が明恵上人が実際に行っていた樹上での座禅の様子を描いたという絵、お茶にまつわる話でも知られています。明恵上人の住房とされる国宝の石水院を訪ねれば、堂内の様々な部分から明恵上人の面影をしのぶことができることでしょう。石水院の拝観は800円です。

高山寺石水院といえば、西村虚空によって彫られた善財童子像が印象的。他にも鳥獣人物戯画が有名で、石水院で複製を目にすることもできます。なお、鳥獣人物戯画は北山駅の近くにある「陶板名画の庭」でも大きな陶板で見ることができます。石水院から望む山並みの風景は見事で、木々に抱かれた光景が心を癒してくれます。石水院の建つ場所は明恵上人の生きた時代とは異なるものの、上人もこうした風景を眺めていたのではないかと思わせてくれます。

高山寺境内は2018年の台風で倒木が激しく、石水院周辺から奥は立ち入り禁止の状態が続いていました。約1年半を経てようやく今年の4月から境内全域の公開が再開しています。木が伐られて明るくなりましたが、新しい木も植えられ、仏足石には新しい覆い屋が建てられていました。開山堂や明恵上人の御廟、金堂にも参拝することができました。緑が美しい季節。境内の雰囲気に癒やされつつ、歩くことができておすすめです。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。


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