京都の夏越祓の茅の輪くぐりはその多くが6月30日行われていますが、月遅れの本来の6月末の時期、すなわち7月31日に行われるのが御香宮神社です。15時から「茅の輪神事」が行われ、一般の方も茅の輪くぐりをすることができます。例年は23時からもありますが、今年は15時からの1回のみとなりました。
神事に続いて神職の方がくぐり、その後一般の方がくぐって行かれました。一般的には茅の輪から茅を抜き取るのはNGですが、御香宮神社では茅を抜き取っていっても問題ないようです。また、人形(ひとがた)に氏名と数え年を書いて体をなでて息を吹きかけ、厄を移して奉納すると、ミニ茅の輪をお下がりとして授与していただけました。ということで、抜かずとも大丈夫ではないでしょうか。
31日は梅雨明けが発表されて気温が上がり暑い中でしたが、例年と変わらず地域の方々がくぐるために列を作っていました。今年は皆さんが疫病退散を真剣に祈っておられたと思います。なんとか、無事に乗り切っていきたいですね。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。