大石神社の大石桜

大石神社
大石内蔵助を祀る山科の大石神社で、その名も大石桜が見ごろを迎えています。

大石神社山科でも桜の美しい場所は多くあり、醍醐寺や毘沙門堂、山科疏水が知られます。醍醐寺は早咲きの筆頭格で、ソメイヨシノも見事。毘沙門堂は遅咲きの般若桜が境内を覆います。山科疏水はソメイヨシノの並木道が続いていきます。今回ご紹介する大石神社にも立派な枝垂れ桜があります。大石神社は忠臣蔵で知られる大石内蔵助を祀る神社で、1935(昭和10)年に全国の崇敬者によって、内蔵助が隠れ住んだ山科の地に創建された神社です。討ち入りの行われた12月14日に行われる山科義士まつりでは、この大石神社が行列のゴール地点となっています。

大石神社そんな境内に咲く「大石桜」は、昭和初期の神社創建当初に植えられた桜です。年を経て立派に成長し、今では辺りを代表する桜となりました。種類はシダレザクラですので、京都御苑の近衛邸跡や醍醐寺と同じく早咲き。なお、例年は見頃の時期の週末にライトアップが行われますが、今年は中止となっているようです。

大石神社大石神社の境内には、ファラベラ・ミニホースという小さくて可愛い馬がいます。名前は「花子」。誕生日は平成11年4月30日。とてもおとなしい馬で、触ることもできます。桜の時期には、ちょうど花子のいる区画の上に桜が咲いてくれます。大石神社は地元の方に親しまれ、花子も可愛がられています。

岩屋寺また、大石神社の近くにある岩屋寺も早咲き桜の穴場スポットです。山科の街を望む高台に、立派な早咲き桜が咲きますが、あまり知られていないようです。こちらも素晴らしい桜ですので、よければ足を延ばしてみて下さい。

大石神社
岩屋寺

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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