城南宮のしだれ桜

城南宮
4月初めに城南宮を訪れました。

城南宮楽水苑と呼ばれる城南宮の神苑は「昭和の小堀遠州」とも称された作庭家の中根金作が手掛けたお庭です。源氏物語に登場する花木を植えているため「源氏物語 花の庭」とも呼ばれています。お庭は5つの区画に分かれ、それぞれ各時代のお庭をイメージしています。最初の「春の山」は、2月終わりから3月初めのしだれ梅が有名です。「平安の庭」では、例年4月29日に曲水の宴が行われますが、今年は中止となってしまいました。

城南宮しだれ桜は、室町の庭から桃山の庭に咲いています。春らしい光景です。早咲きと遅咲きが植えられているので、それぞれを楽しめますが、私が眺めたのは遅咲きの八重紅枝垂れ桜です。お勧めはお茶室の「楽水軒」からの眺めではありますが、今年はお茶席も中止となっていました。室町の庭では例年いま時分に藤の花とツツジが見事なコラボレーションを見せてくれます。最後の「城南離宮の庭」への道すがらには杜若(かきつばた)も清楚な花を咲かせてくるでしょう。四季折々に美しいお庭が城南宮の神苑。また世情が落ち着いたら足を伸ばしてみてください。

城南宮
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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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