光明院 額縁状に望む庭園

光明院
東福寺の塔頭・光明院は庭園を額縁状に望める魅力的なお寺です。

光明院光明院は東福寺の南にある塔頭寺院で、重森三玲によって整備された境内の波心(はしん)の庭は、どの方向から見ても美しく見えるようにと設計されています。別名「虹の苔寺」という素敵な呼び名もあるように、苔(ウズマキゴケ)が見事な庭園。ただ、今年の5月は雨不足のため苔が乾いてしまっています。私が訪れた日よりも後にはしっかりと雨が降りましたので、苔も少しは回復してくれているでしょうか。

光明院庭は、中央と南北に三尊石が立ち、それぞれ釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表しています。そこから大小75個の石が配置されますが、それらの石は羅漢とされています。重森三玲の庭は、斬新な石の配置が特徴的で、初めて見ると衝撃を受ける方も多いようです。京都では東福寺をはじめ各所で重森三玲の庭園を目にする機会があります。

光明院光明院の庭園の魅力は、室内から額縁に入った絵画のように眺めることができること。人もさほど多くはなく、自分の好みの風景を切り取って静かに座して心行くまで眺めることができます。丸窓もあり趣ある風景を楽しめます。拝観料は300円。入口の竹筒にお忘れなくお納めください。

光明院
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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