鞍馬の火祭 2019年 御旅所への神輿入り

鞍馬の火祭 神輿と神楽松明
10月22日の鞍馬の火祭。山門前石段下から神輿は上手へ進んだ後、御旅所に安置されます。

鞍馬の火祭山門下でチョッペンを経て神輿が下りたあと、神輿は鞍馬の上(かみ)の方へと巡行し、やがて戻ってくると神楽松明を引き連れて御旅所方面へと向かいます。神輿は御旅所を通り過ぎて下(しも)のエリアを巡行し、やがて御旅所へ戻ってきます。御旅所前での神輿振りは右と左を交互にゆすり威勢がよく、見ごたえがあります。

鞍馬の火祭そして御旅所へ入り神輿を安置するのですが、重い神輿を安置するのは一苦労。鞍馬の男たちが力を合わせて行います。無事に神輿が入ると、最後に「チョッペン」を務めた男性が前に立ち、三顧の礼と呼ばれる神輿の鎮座を祝う儀式が行われます。「さいれや!さいりょう!」と大きな声が夜の鞍馬に響き渡り、盛り上がりは最高潮に達します。

鞍馬の火祭三顧の礼で盛り上がった後は、神楽松明と呼ばれる茶筅のような形をした松明が御旅所を回り、最後は燃やされます。今回は三顧の礼を見てから終電のため駅へと戻りました。今年の火祭は空いていましたが、例年であればノウハウがない初心者の方にとっては厳しいお祭りです。ただ、うまく立ち回ればその魅力を満喫することもできます。初めは祭りの段取りをよくわかっている方と一緒に訪れて頂くとよいでしょう。

鞍馬の火祭
鞍馬の火祭
鞍馬の火祭

散策・講座のお知らせ

散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP