今が盛り!長徳寺のオカメ桜

長徳寺
出町柳の長徳寺のオカメ桜が最盛期です。

長徳寺出町柳駅の南、砂川の三軒寺の一つ、長徳寺の門前にある「オカメ桜」が見ごろを迎えています(写真は数日前のもので、目先の雨で散ってしまう可能性もあります)。かつてこの付近は河原の砂地で、砂川と呼ばれる小河川が流れていました。萩の寺で有名な常林寺、子どもを背負った子育地蔵が微笑ましい正定院、そしてオカメ桜が咲く長徳寺を加えた三つの寺は、砂川のそばにあったお寺として砂川の三軒寺と呼ばれました。現在は砂川も姿を消し、お寺もしっかりとした土地の上に立っています。

長徳寺オカメ桜は、カンヒザクラとマメザクラの交配種で、一般的な桜よりも色が濃いピンクの花びらと、少し小ぶりな花が所せましと咲く様子が魅力。色合いの濃い花を咲かせている光景は離れたところからでもよく目立ちます。例年であれば多くの方が花を愛でに訪れますが、今年はまばら。なんとも残念です。

長徳寺メインの木は、近年大きな枝が伐られて少し寂しくなりました。来年も同じように楽しませてくれるかはわかりません。目の前の美しい光景に感謝しながら愛でてきました。来年も綺麗な花を咲かせ、多くの方に眺めてもらえることを願いたいと思います。なお、北側の駐輪場に近い方にはカンヒザクラも植わっています。

長徳寺
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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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