祇園祭 24日の榊巡行

後祭 榊巡行
山鉾巡行が中止となった今年の祇園祭。それに変わる行事として各山鉾町の代表者による榊巡行が行われました。

後祭 榊巡行17日は四条通から出発した榊巡行。24日も同様の行事があることは見込んでいましたが、混雑回避のため情報は非公開となっていました。私はSNS等で始まったことを察知し、急いで向かいました。ガイドとして歴史の一場面を目撃し、後世に語り継ぐためです。全てを見たわけではありませんが、寺町通から御旅所での様子を目にしました。

御旅所での参拝榊巡行は、各山鉾町の代表者が裃姿に榊を手に持って進みます。後祭の榊巡行の歩く経路は、三条通から寺町通で、これはかつての山鉾の巡行路にあわせた経路。今は電線や寺町通のアーケードがあって実際の山鉾がこの経路を通ることは不可能ですが、今年ならではの経路と言えるでしょう。順番は先頭が橋弁慶山で、以下、北観音山、鯉山、八幡山…と、2019年の巡行順と同じでした。鷹山も最後から2番目を進み、しんがりを大船鉾が務めています。

御旅所での参拝御旅所では、各山鉾町の代表者が榊を奉じて参拝を行い、神事は終了となりました。例年とは異なる形ながら、各山鉾町の厄(悪霊、疫神)を榊に遷して御旅所へ送るという意味合いの行事かと思います。山鉾巡行は行われませんでしたが、神事の根幹はこうして行われています。そして24日夕刻から深夜には御神霊渡御祭があり、八坂神社の御神霊は神泉苑を経て八坂神社へと戻られました。その場面は後日ご紹介できればと思います。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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