まず台風8号の情報から。沖縄の宮古島地方に「暴風・波浪の特別警報」が、沖縄本島には「波浪の特別警報」が発表されました。台風8号はさらに発達を続け、8日には中心気圧が910hPa、最大風速55m/s(10分間の平均風速)の「猛烈な」勢力に達する見込みです。台風に近い宮古島では最大瞬間風速70m/sの風が吹く恐れもあります。時速に直せば252km/hで、新幹線並みの風が吹きます。1平方メートルにかかる風圧(kg)は「風速(m/s)×風速×0.05」ですので、窓ガラスほどの大きさに「75×75×0.05=281kg」もの恐ろしい圧力が加わる計算。宮古島は過去にも70m/sを超える風で大被害を受けたことが幾度かあり、今回も大いに心配です。
また、波高も「14m」という凄まじい高波が予想されています。ここに高潮が加わりますので、厳重な警戒が必要です。台風は沖縄近海が発達のピークで、その後、海水温が低い海域に入るため勢力は落ちますが、それでもしっかりとした状態で九州に接近。最新の進路予想だと、南九州に上陸して太平洋岸を進む可能性が最も高くなっています。一方、北九州に上陸をして日本海に抜けるコースも考えられ、どこで台風が向きを変えてくるかで中四国以西の影響度合いが大きく変わってきます。いずれにしても沖縄に続いて大きな影響が免れないのが九州で、降り続く雨による土砂災害に厳重に警戒をお願いします。
さて、このブログにも書きたいネタはいろいろありますが、なかなか時間を取れません。今回も簡単に。本日(7日)は、白峯神宮で精大明神例祭があり、蹴鞠奉納が行われました。見事な足技には感心するばかりです。今日は雨予報が外れて、結果的には曇りのまま経過し、いつも通り鞠庭(まりば)で蹴鞠を見ることができました。湿気で鞠が重くなっているおかげか、今回はラリーが長く続き白熱する場面も多く見られました。
例年、この蹴鞠の奉納後に一般の方も「蹴鞠体験」ができる機会があります。今回は私もチャレンジさせて頂きました。蹴鞠は右足を使って鹿皮でできた鞠を蹴りあげ、相手が取りやすい玉を蹴る競技です。足首は直角に曲げたまま膝はまっすぐ伸ばして蹴り上げます。実際にやってみると、初めてではなかなかうまくいきません(笑)それでも何回か蹴らせていただけ、貴重な体験ができました。また機会があれば、チャレンジしてみたいと思います。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。