今年も美しい常林寺の萩

常林寺
今年も出町柳の常林寺の萩が綺麗に咲いています。

常林寺出町柳にある常林寺は「萩の寺」と呼ばれ、初秋には境内が紅白の萩に包まれ、風にそよぐ姿から本格的な秋が近いことを思わせてくれます。常林寺と春のオカメ桜で知られる長徳寺、子どもを背負った子育地蔵が微笑ましい正定院は、かつてこの付近を流れた砂川のそばにあったお寺として「砂川の三軒寺」と呼ばれました。現在は砂も川姿を消し、お寺もしっかりとした土地の上に立っています。萩は根に根粒菌を持つため荒れた土壌でもよく育つという性質があり、かつては砂地だった常林寺が萩の寺となったのも自然の成り行きかもしれません。

常林寺境内の萩は見ごろに入ってきました。紫色の一般的なミヤギノハギと色が白いシロバナハギで、大変風情があります。美しい時に訪れる時ができました。まだしばらく見頃は続きそうです。お近くまで行かれる際には境内を覗いてみてください。そして今年は28日まで本堂や勝海舟逗留の間が特別公開されています。料金は500円で20日・21日は休止ですのご注意を。拝観の機会も貴重ですのおすすめです。

常林寺
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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