京都御苑 トンボ池の公開

トンボ池
8月初めに京都御苑のトンボ池の公開がありました。

トンボ池トンボ池は、京都御苑の南東部にある人工池で、普段は非公開の場所です。そのため、存在自体をご存じない方もおられるかもしれません。例年5月と8月に公開されていますが、今年は新型コロナの影響で5月の公開はなく、8月は事前予約制での公開となりました。池は、都会の人にもトンボが飛び交うような水田や原っぱの光景を身近に親しんでもらおうと、平成6年に防水シートを敷設して造られた深さ50cm程の池です。公開は平成8年からとのこと。水源は雨水と地下水で、水温は年間を通じてほぼ一定だそうです。

トンボ池私は初めて訪れましたが、夏休みとあってか子どもたちが親御さんと来られていました。池は、その名の通りトンボやチョウを初めとした昆虫類、カエルや魚などの生き物や雑木林に生えるキノコ類など、多彩な動植物を目にすることができ、都会のすぐ近くとは思えないほど自然を感じられる場所でした。

トンボ池 霊芝御苑のキノコ博士の方からはキノコを詳しく解説いただけました。個人的に嬉しかったのは、霊芝(れいし)と呼ばれる万年茸を見ることができたこと。7月の祇園祭の無料配信で、ゲストの方に御苑にも生えていると教えていただきましたが、早速見られました。霊芝は祇園祭の山鉾の懸装品にデザインされています。今回は、御苑内で発見したという毛皮茸という珍しいキノコも見せていただきました。

トンボ池木々や池の周囲では、ゆっくりじっくりと生き物や植物を観察でき、係の方に質問をすることもできて勉強にもなります。今年の公開は終わりましたが、来年は5月の公開も行われてほしいです。機会がありましたら訪れてみてください。

トンボ池
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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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