京都 ソメイヨシノが開花

二条城 ソメイヨシノの標本木 3月21日
22日に京都のソメイヨシノの開花宣言が出されました。平年より6日早い開花です。

鴨川の桜いよいよ京都のソメイヨシノも開花しました。二条城にある標本木(標準木ではありません)を気象台の職員さんが目視で確認し、5-6輪開花していれば開花宣言となります。二条城での開花宣言の場面は今年は見に行けませんでしたが、21日の段階で数輪開いており、その写真をトップに掲載しました。

鴨川の桜市街地のソメイヨシノで、特に二条城の標本木よりも開花ペースが速いのは、木屋町通などの街中の木です。ソメイヨシノはクローンですので、開花のペースが速いのは気温が高いことを表しています。2018年の京都新聞さんの調査で、街中の気温が郊外よりも明らかに高いという観測結果が出ているように、京都の中でも気候の違いで多少の開花タイミングのずれが出てきます。

天龍寺のしだれ桜今年は記録的な暖冬で一時は過去最速の開花予想も出ていましたが、実際には2018年と並ぶペースに落ち着きました。早咲き桜を見ていると、今年は例年とは順番が違う咲き方をしており、暖冬ゆえに寒さよって花芽が目が覚める休眠打破のタイミングがばらついていたと想定されます。この先の桜も順調に開いていくか注視したいと思います。

散策・講座のお知らせ

散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。

ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP