四条通に登場した長刀鉾の大型厄除ちまき


長刀鉾 大型厄除ちまき

2月13日~6月30日までの予定で、四条通に長刀鉾の大型厄除ちまきが登場しています。

長刀鉾 大型厄除ちまき昨年は御神霊渡御祭という形で催行された八坂神社の祇園祭。山鉾巡行は中止となり、山鉾そのものも建つことがありませんでした。今年もまだ先を見通すのが難しい状況ですが、何とか7月には山鉾の姿を目にすることができたらと願っています。祇園祭の目的は疫病退散で、各山鉾や八坂神社では宵山や祭の期間中に、厄除けの粽(ちまき)が授与されます。

祇園祭 粽づくり 7月八坂神社の主祭神は、現在はスサノオノミコトですが、かつては「牛頭天王(ごずてんのう)」でもありました。牛頭天王は、天竺にある祇園精舎の守護神とされ(ただし、実際は日本独自の神とする説が有力)、別名を武塔天神(むとうてんじん)といいます。「備後国風土記」逸文によると、ある時、武塔天神は旅先で一晩の宿を求めますが、裕福な巨旦将来(こたんしょうらい:人物名)は宿を貸さず、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい:人物名)が宿を提供したと伝わります。武塔天神はそのことに感謝をして、正体はスサノオノミコトであると明かし、のちに疫病が世に流行るけれど、蘇民将来とその子孫は腰に茅の輪をつけていれば、疫病にかからないようにしたと伝えています。こうした由緒から授与されるのが祇園祭の粽で、巡行の先頭を行く長刀鉾の粽は特に人気があります。多くの粽には、蘇民将来子孫也の護符や文字が付き、粽を掲示する家の人が蘇民将来の子孫であるとしています。

長刀鉾 大型厄除ちまき今回は、四条繁栄会が現在も世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの退散を祈願して設置し、八坂神社でご祈祷を受けた長刀鉾の全長約2m大型厄除ちまきを四条通のアーケードにかかげたものです。外観は、ほぼ通常サイズの粽と同じもので「蘇民将来子孫也」の護符もちゃんとついていました。大粽は、いずれも四条通の烏丸通付近・麩屋町通付近・木屋町通付近の南北にかかっていますので、四条通を歩かれる際には注目をしてみて下さい。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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