サルスベリは江戸時代初期に中国から伝わったとされ、その名はツルツルした幹で猿が滑ってしまいそうなところから名付けられています。また、当初から漢字では百日紅(ひゃくじつこう)と書かれていました。紅色の花が次々と百日間にわたって咲くことからそう表記されています。この木の面白い別名が「こちょこちょの木」。サルスベリは花が枝の先端に付いていて、重心が先に偏っています。そのため幹を「こちょこちょ」とくすぐると、その振動が増幅されて木が揺れ、くすぐったがっているように見えるのです。面白いですね。
街路樹にも使われるサルスベリは、京都でも各地で目にすることができます。京都市役所前のサルスベリは、夏の名残のように咲いていました。今年は場所にもよりますが、サルスベリが不順な印象です。その中でこうして咲いてる様子を見せてくれるのは嬉しいことです。東側にはオミナエシ(女郎花)の黄色い花も咲いていました。盆花として、秋の七草としても親しまれている花です。8日からは涼しくなってきた京都。少しづつ秋の花も咲き揃ってくるでしょう。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。