1月3日まで、六波羅蜜寺で皇服茶(おうぶくちゃ)の授与が行われています(300円)。
例年、京都の新年で訪れるお寺のひとつが六波羅蜜寺。梅干しと結び昆布の入った皇服茶(おうぶくちゃ)が有名で、寺伝では951年に京都で疫病が流行った際に、空也上人が十一面観音像を彫り、リヤカーに乗せて市中を歩いて、梅を入れて仏前に献じた茶を病人に授け、踊りながら念仏を唱えて疫病を鎮めたとされます。
そのお茶を村上天皇も服用したところから「皇服茶」の名で呼ばれ、広まっていったそう。六波羅蜜寺はその元祖として、正月三が日に300円でお札と共に授与されています。毎年飲みに来られる方も多く、京都のお正月に欠かせない行事といえるでしょう。今年は新型コロナウイルス対策か、紙コップでの授与となりましたが、お茶そのものは例年と変わりません。参拝者が大幅に少なくなっていますが、行事は行われています。
境内で授与される稲穂(福徳自在初稲穂)も京都の定番の初詣の光景です。稲穂には様々な引き出物を有料で付けることもでき、玄関の内側に飾って一年間の厄除けとします。私は七福神の絵馬(500円)を付けてみました。六波羅蜜寺には都七福神めぐりの弁財天がお祀りされていて、その御朱印めぐりも人気があります。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。
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