祇園祭を感じる「祇園祭ぎゃらりぃ」

祇園祭ぎゃらりぃ
山鉾巡行が中止となった今年の祇園祭。山鉾を感じられる場所のひとつが「祇園祭ぎゃらりぃ」です。

祇園祭ぎゃらりぃ2016年に祇園に開館したのが「漢字ミュージアム(正式名称:漢検 漢字博物館・図書館)」。その無料スペースにあるのが「祇園祭ぎゃらりぃ」です。祇園祭を年中感じることができる空間で、目玉は高さ約7メートルの実物大の鉾です(真木や鉾頭はありません)。吹き抜け部分に設置された鉾の迫力は実物と同じ。車輪と車軸はかつて実際に使われていたものです。鮮やかなペルシャ絨毯の胴懸などは新調されており、既存のどの鉾とも違う新たな鉾といえるでしょう。胴側の一部は、縄で木材を固定する「縄がらみ」の技法も見学できるようになっています。上を見上げれば、お稚児さんがパネルでいました。

祇園祭ぎゃらりぃもうひとつの目玉が屏風状のモニターで祇園祭の巡行の様子や各山鉾を紹介する「平成の洛中洛外図」。最新のデジタル技術と美しい写真や映像が次々に登場して楽しませてくれます。そして祇園祭で数々の懸想品を手掛けた染色家・皆川泰蔵の見送りも展示されています。今年は例年通りのお祭りではなく残念ですが、神事は形を変えて行われ、疫病鎮めは祈願されています。とはいえ、山鉾を感じたいのももっともな気持ちでしょう。そんな方にもおすすめ。祇園祭グッズも販売されています。

祇園祭ぎゃらりぃ
祇園祭ぎゃらりぃ

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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