今年も見られた両足院のハンゲショウ

両足院
建仁寺の両足院が公開されており、半夏生(ハンゲショウ)が見ごろです。

両足院建仁寺の塔頭・両足院(りょうそくいん)では、恒例の半夏生の庭の公開が今年は6月20日から始まりました。期間は7月19日までで、料金は例年より高い1000円。目玉の半夏生は、この時期に葉の表側を白く染める不思議な植物です。半夏生は半化粧と書くこともでき、緑の葉を一部だけ残して白く変化する様子から「半分だけ化粧をした」、ハンゲショウと呼ばれるようになったとする説があります。また夏至の日から数えて11日目は「半夏生」呼ばれる雑節ですが、田植に関連する節目として日本では大切にされてきました。

両足院その半夏生の時期を知らせるかのように花が咲くため、植物の名前になったともいわれています。現在は梅雨の時期に目を楽しませてくれる植物として知られています。京都では勧修寺など水辺で美しい姿を見せてくれます。両足院では、緑の鮮やかなお庭に純白の半夏生が広がる様子が見事です。すでに見頃ですので、お早めに訪れてみてください。今年は例年と違ってガイドによる解説はなく、そのかわり庭園を一周することができました。雨に濡れた苔が生き生きとして美しかったです。

両足院また両足院は解説も充実しており、開山の龍山徳見(りゅうざんとっけん)や、林浄因(りんじょういん)が伝えた饅頭の話などもあります。涼やかで美しい両足院のお庭。今年も綺麗でした。お時間のある方は足を延ばしてみてください。

両足院
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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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