10月3日夜に、京都市京セラ美術館で「ナイト・ウィズ・アート2020」が行われました。
今年は10月3日が「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」で、今年リニューアルが終わった、京都市京セラ美術館(旧・京都市美術館)の夜間延長開館もありました。まず、目を引くのが美術館前に置かれた、鈴木康広氏の「空気の消息」と名付けられた大きな人形の透明な”空気の人”です。横に寝かされた姿で展示されていて、インパクトがありました。
美術館内はコレクション展を見ましたが、竹内栖鳳の作品は撮影が可能でした。美術館内はあちこち歩くのも楽しく、2階のテラスから眺めるライトアップされた美術館の裏の光景は、たいへん綺麗。訪れた時間帯は雲が出て月は見えませんでしたが、月を望むにも最高の場所だと感じます。この空間では白夜に関する句が流れてきていました。ちゃんと芸術空間となっています。
美術館を見学して22時前に外へ出てくると、等身大サイズの透明な人形が宙に浮かんでいました。多くの人が驚いて写真を撮っていましたが、よく見ると透明な釣り糸で結ばれているようです。本当に浮いているようで、見事な演出でした。ちょうど月も姿を現し、空気の人がお月見をしているようにも見えました。一夜限りの芸術的な夜。面白いものを見させていただきました。
『京ごよみ手帳2021』休刊のお知らせ
宮帯出版社様より例年発行されております「京ごよみ手帳」の2021年版は、残念ながら休刊となっております。新型コロナウィルス感染予防のため様々な行事が中止・縮小され、来年の行事予定がわからないという場所が多い状況です。毎年、ご利用頂きました皆様にはご不便をおかけいたします。
散策・講座のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 【受付中!】10月20日(火)13時30分~16時頃
知る人ぞ知る京都中心街の社寺巡り!伝承とご利益をたどる! - 【受付中!】10月27日(火)13時30分~16時頃
有栖川から鳴滝を探訪!住宅地に隠れる陵墓、帷子ノ辻の由来、地域で信仰されるお社へ - 【受付予定!】11月1日(日)お昼から午後 → 南山城の浄瑠璃寺・岩船寺
- 【ライブ配信(見逃し配信)】10月28日(水)18時30分~20時30分頃
史跡でたどる京都物語 その3 平安京創建(平安時代初期) - 【配信講座 丹後編】もっと学ぼう京都の魅力 第1回~第3回
- 【オンライン講座】NHK文化センター梅田教室で受付中!
京都のプロガイドが語る定番から穴場まで!季節を楽しむコツ - NHK文化センター京都教室で受付中!
丹後七姫で紐解く丹後の歴史 - NHK文化センター神戸教室で受付中!
旬の京都を再発見!プロのガイドと歩く古都の散歩道 - 講座資料を販売中!
京都講座の過去資料を販売しています。
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。
Instagram(インスタグラム)のアカウントを設けました!
積極的に京都の写真を投稿していきます。リンクはこちら。