天空の逆さ虹 環天頂アーク

環天頂アーク
先日、薄雲が広がった日に、環天頂アークを見ました。

環天頂アーク巻層雲など上空高い場所にあって氷の粒で出来ている雲は、太陽の光を分離して時として芸術的な光景を見せてくれます。環天頂アークは、太陽よりもさらに上、天高く頭上に浮かび「逆さ虹」とも呼ばれる現象で、天頂を囲う円の一部を虹色に浮かび上がらせます。下から見ればまさに「逆さ虹」。珍しいと言えば珍しいのですが、実は出現頻度は比較的高いものです。ただ、見られる時間帯が限られているのと、空高くに浮かぶため、多くの方は出現していても気が付くことが少ないようです。

環天頂アーク似ているもので、太陽の下にできる「環水平アーク」もありますが、こちらは太陽の高度が高い春から夏にかけてしか見られません。一方、今回の環天頂アークは条件が整えば年中見ることができます。概ね、日の出・日の入りの1.5~2.5時間前の時間帯が狙い目。写真のような空の日に、この時間帯で空を見上げてみて下さい。なお、地震とアークを結び付ける「迷信」もあるようですが、科学的にそのようはことはありません。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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