天橋立ビューランドからの雪の天橋立

天橋立 天橋立ビューランドから

2月19日に、天橋立を訪れました。今回は天橋立ビューランドからの眺めをご紹介します。

天橋立 天橋立ビューランドから天橋立ヘは、京都駅から特急の「はしだて」に揺られて約2時間。京都丹後鉄道の天橋立駅まで直通で行くことができます(または福知山駅から「たんごリレー」に乗り継ぎ。ただし、緊急事態宣言中は丹後鉄道内の特急が大幅に減便されています)。天橋立は駅のほど近くとアクセス良好な場所にあります。天橋立の松原は対岸まで渡ることができますが、その距離は3㎞近くあるため、対岸の籠神社や傘松公園まで行かれる場合はレンタサイクルもおすすめ。あるいは、船でも行くことができますが、こちらも緊急事態宣言中は運休となっています。

天橋立 天橋立ビューランドから天橋立は、阿蘇海に流れ込む野田川が流す土砂と、丹後半島の東側から宮津湾の岸に沿って流れる土砂とがぶつかって形成された珍しい地形で、海の断面図を見ると海中に切り立った壁のようにそびえています。天橋立の上は松原となっており、両岸が海という不思議な光景です。さて、天橋立の美しい姿は、駅のほど近くからリフトやモノレールで行ける「天橋立ビューランド」と、対岸の「傘松公園」から、それぞれ異なった光景で眺めることができます(傘松公園も緊急事態宣言下でケーブルカーとリフトが休業中)。

天橋立 天橋立ビューランドから天橋立駅からも近い「天橋立ビューランド」は営業しており、展望スポットのみならず、小型の観覧車やサイクルカー、ゴーカート、メリーゴーランドなど、子どもたちが遊べる施設があります(有料)。ただ、この日は雪の日ということもあってか、多くの施設が休んでおり、その分、リフトとのモノレールの往復で700円と通常よりも安くなっていました。人出はまばらでしたが、上からの天橋立の眺めは絶景で、イグノーベル賞でも話題となった「股のぞき」もできます。ここからの眺めは龍が飛ぶように見えることから「飛龍観」と呼ばれています。

天橋立ビューランドからその龍の体をイメージした展望回廊は特に高い場所から天橋立を望めます。この日は雪が15㎝-20㎝ほど積もって、山々や街の雪景色が望めました。そしてだんだんと青空が見え、空の色が海に映ってたいへん見事な眺めでした。実はしっかり雪が積もって、しかも天気が回復するという貴重な日を選んでやってきました。天橋立ビューランドは、通常であれば子どもたちの元気な声と、素晴らしい眺めに出会えるおすすめスポットです。傘松公園とはまた違った光景ですので、機会がありましたら、訪れてみてください。

宮津湾 天橋立ビューランドから

宮津市街 天橋立ビューランドから

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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