台風による大雨に警戒を

出町柳
台風10号は15日に四国に上陸後、中国地方を経て日本海へと抜ける予想。今回は特に台風の東側や南側での大雨に厳重な警戒が必要です。

鴨川台風10号が15日に西日本に上陸する見込みです。大型の台風は強風域が広いのも特徴ですが、中心から離れた場所でも同じような場所で雨が続くという傾向もあります。すでに紀伊半島の南東側や四国、九州東部では雨が降り続いており、四国の多い場所では総雨量が1200mmというとんでもない数字も予想で出ています。

京都御苑今回の台風は衛星画像で見ると目が大きいのも特徴です。台風は反時計回りの回転をしているため、中心よりも東側では南寄りの風が吹いて南に開けた場所で雨脚が強まる傾向があります。今回の進路予想を踏まえると中国山地を控えた岡山県や兵庫県(特に西部)が厳重な警戒が必要なエリアです。普段は強い雨が降りにくい場所のため、いざ降ってしまうと災害発生のリスクが高く、川や崖沿いの方を中心に明日のお昼間のうちに早めの避難を行って下さい。台風の中心が日本海へと抜けても、大型の台風という特性上、南東側はしつこく雨が残りやすく、16日明け方にかけて油断は出来ません。近畿や東海の他のエリアも含め、実況の雨の降り方には十分に警戒をして下さい。

気象庁のホームページ洪水や土砂災害と浸水害の危険度、雨雲の様子は、気象庁のホームページでボタンひとつで切り替えて確認することが出来ます。写真もご参考にぜひマメにご覧下さい。急激な河川の増水や土砂災害の発生が心配です。河川水位の変化は「川の防災情報」で確認が出来ます。任意の観測点の推移を見られますが、大切なのは「河川水位の時間変化」から「10分毎の水位」を見ることです。基本が1時間単位の水位しか表示されませんので、最新の情報を常に確認することが肝要です。1時間もあれば水位は大きく変わります。海や川沿い、山沿い(峠)、高いビルの近くを中心に風にも警戒をして下さい。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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