長岡天満宮の黄菖蒲

長岡天満宮の黄菖蒲
長岡天満宮の八条ヶ池の水上橋の奥に黄菖蒲が綺麗に咲いていました。

長岡天満宮の黄菖蒲長岡天満宮の八条ヶ池は、江戸時代のはじめに桂離宮を造営したことでも知られる八条宮智仁(としひと)親王が開き、現在も池は境内の東に広がっています。池の北エリアには、水上橋があります。この橋は、長岡京市が姉妹都市を結んでいる中国の寧波市がある浙江省にある西湖の、十景に数えられる「三潭印月」がある島の回廊がモデルになっています。自転車でもわたることができ、地元の方にも親しまれている散策路です。

長岡天満宮の黄菖蒲黄菖蒲はこの水路を進むと現れ、なかなかの群落となっています。他にはアヤメの花も咲いていますが、この黄菖蒲の迫力と比べる控えめな印象。実は、黄菖蒲は外来種で「要注意外来生物」に指定されていて、各地での増殖が問題になっています。繁殖力が強い分、杜若などの他の種族を駆逐してしまうこともあるそうで、「綺麗」とばかりも言っていられません。この状況は意図的に管理をされている結果なのか、あるいは繁殖しすぎているのかはわかりませんが、ほどよいバランスで管理がされるよいですね。今後、6月にかけて一般的な花菖蒲も咲いて来ますので、これからの時期に足を延ばしていただくのもおすすめです。

長岡天満宮のアヤメ
長岡天満宮の黄菖蒲
長岡天満宮の黄菖蒲

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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