22日に、ご案内で龍安寺と仁和寺を訪れました。桜は最終盤ですが、まだ美しい桜が咲いていました。
各地で八重桜がきれいに咲いていますが、龍安寺では境内西の桜苑の遅咲きの紅しだれ桜がまだ美しく咲いていました。散り始めてはいますが、日曜日までは楽しめるのではないでしょうか。また、石庭の裏に新たに植えられたしだれ桜も花を咲かせています。立派なしだれ桜が枯れてしまったのは残念ですが、こうして新しい桜が最初に花を咲かせる様子を見ることができたことは嬉しく思います。
一方、仁和寺では御室桜は概ね散り果て、境内は無料に戻っています。例年は境内が無料になると桜苑には立ち入りが禁止されますが、22日に訪れたときは入ることができ、まだわずかに残った御室桜を目にできました。そして桜苑の北西角にある一本の桜の「泣き桜」も、咲いていました。御室桜の中でも特に開花が遅い一本で、清楚な花を咲かせる美しい桜。光に輝く純白の花は格別です。仁和寺では公式に(ようどうざくら)と命名されています。名前の由来は諸説ありますが、江戸時代には桜の開花中にしか公開されていなかったため、この最後の桜が散る様子を泣いて惜しんだことから「泣き桜」と呼ばれたともいいます。今日は思いがけず見ごろの「泣き桜」を見ることができて、感動しました。こちらもぜひまだあと数日、泣き桜の姿を見させていただきたいものです。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。