春光院 夏の夜の特別公開


春光院 夏の夜の特別公開

妙心寺の春光院で、8月4日まで「夏の夜の特別公開」が行われています。

春光院 夏の夜の特別公開妙心寺の塔頭のひとつの春光院は、秀吉に仕え、松江城主ともなった堀尾吉晴が、小田原征伐で亡くなった長男の菩提を弔うために創建した俊巖院を前身とするお寺です。江戸初期に堀尾家は断絶しますが、一族が嫁いだ石川家に引き継がれ、1636年に春光院と名を改めています。現在の春光院は海外からの訪日観光客や留学生専門の宿坊と、英語による座禅体験(有料)を行っており、日本語での体験は要事前予約となっています。

春光院の鐘海外の方を受け入れている理由のひとつが、織田信長が建立を認めた南蛮寺の鐘(重文)を所蔵していること。鐘には1577年の西暦と、イエズス会の紋章である「IHS(Iesus Hominum Salvator:イエス 人類の救い主)」の文字が刻まれています。こちらも今回の夜間特別公開で目にすることができ、当時に思いをはせることが出来ました。

春光院 夏の夜の特別公開特別公開では、京狩野の狩野永岳の作と伝わる金碧障壁画や庭園が公開されています。撮影もOKなのがありがたいところ。ライトアップは、谷崎潤一郎の陰影礼賛をテーマにして、昔ながらの明るさで金碧障壁画が照らされ、ほのかに輝く様子を感じることが出来ます。金の深い輝きは、こうした灯りでこそ際立ちます。

春光院 夏の夜の特別公開そして障壁画にはキリスト教とのつながりを暗示しているともされるものもあり、アプリをダウンロードする形のオーディオガイドで詳しい説明を聞くことも出来ます。イヤホンは現地で貸し出しされていますので、よかったらお試し下さい。庭園には伊勢神宮が祀られているのも異色で、20時になると黄鐘調(おうしきちょう)で知られる妙心寺の鐘の音色が響いてきます。庭園の灯りも影が際立つ暗さで、非日常の感覚を味わえるでしょう。8月4日で終わってしまいますので、行ける方はぜひご覧下さい。17時~20時半最終受付、料金は900円です。

春光院 夏の夜の特別公開

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「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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