化野念仏寺 千灯供養 2019年


化野念仏寺 千灯供養

8月23日・24日に化野念仏寺千灯供養が行われました。

化野念仏寺 千灯供養化野は「あだしの」と読みます。「あだし」には「はかない・むなしい」との意味があり、「化」の字には、「生→死→生」へと化けることを願う意味があるようです。化野は、鳥辺野・蓮台野と並ぶ京都の三大葬送地で、当初は「風葬」といって、土葬ではなくいわば野ざらしで埋葬をしていた土地でした。しかし時代とともに風葬から土葬に変わり、石塔や石仏が置かれて供養されるようになりました。やがて時が経ち石仏は無縁仏となって、この地で埋まったり転がったりをしていました。

化野念仏寺 千灯供養化野念仏寺は、平安時代の初期に空海がこの地にお堂を建て、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのが始まりと言われています。現在境内にある8000体とも言われる石塔・石仏は、明治後半に付近に点在していた無縁仏を集めたもので、西院(さい)の河原と呼ばれています。8000体と言うと確かにすごい数ですが、実際には意外と狭い範囲に集められています。まだまだこの付近に眠っているものもあるのでしょう。

化野念仏寺 千灯供養千灯供養は、地蔵盆の行事として無縁仏のお精霊(しょうらい)に献灯をして供養するものです。境内には独特な節回しで供養をする回向(えこう)が流れ、蝋燭の穏やかな明かりとともに厳かな雰囲気もあります。献灯料と拝観料を合わせて1000円で、大雨などの警報が出る際には中止になることもあるそう。不安な時はお問い合わせの後、行かれるとよいでしょう。

化野念仏寺 千灯供養石仏や石塔を柔らかい灯りが照らし、供養の回向(えこう)の声が響く境内は、独特な雰囲気があります。私も静かに手を合わせてきました。西院の河原は祈りの空間ですので写真撮影は禁止されていますが、外側からは撮影は許されています。来年は日程が変わるとの情報もありますが、機会がありましたら訪れてみて下さい。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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