二尊院の新緑と普賢象桜


二尊院

嵯峨野の二尊院では、美しい新緑と二尊院普賢象桜に出会うことができます。

二尊院二尊院は、天台宗の慈覚大師・円仁によって平安初期に創建された寺院で、正確には小倉山二尊教院華台寺といい、鎌倉時代の釈迦如来像、阿弥陀如来像の二尊をお祀りするところから、二尊院の名がよく知られています。入り口の立派な総門は、伏見城の薬医門を移築したものと伝わり、そこから続く一直線の参道は「紅葉の馬場」と称されて、晩秋には多くの参拝者で賑わいます。

二尊院新緑の時期も大変見事で、静かに歩くことができ、京都らしさを感じられる場所のひとつです。近年修復を終えた本堂の裏には、射干の花が咲き、清涼感あふれる眺めを見せています。法然上人ゆかりの寺でもあり、詳しくは省略しますが、二尊の本尊は善導大師が説かれた二河白道(にがびゃくどう)の話が元になっています。法然上人の湯上りのくつろいだ姿を描いたという「足曳きの御影」も有名で、絵師が法然上人が足を出した姿をこっそりと描いたものの、法然上人が念じると描かれた足がひっこんだとの伝説があり、模写を本堂で目にすることができます。墓地には、角倉了以をはじめとする角倉家や、伊藤仁斎・東涯の墓があるなど、見どころも多い寺院です。

二尊院現在、本堂の北側(向かって右)では「二尊院普賢象桜」が咲いています。二尊院の名を冠した珍しい桜で、花弁は130枚ほどになるそう。千本ゑんま堂に伝わる、ゑんま堂普賢象とは違う系統の普賢象桜で、たいへん珍しいものです。14日の段階で咲き始めで、今週末にかけてご覧いただけると思います。今の時期は日に日に美しくなる新緑にも出会えるお寺ですので、足を延ばしていただくのもおすすめです。

二尊院

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「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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