10月6日の宇治茶まつりで、南山城のご当地キャラが大集合していました。
宇治茶まつりでは、南山城の各市町村のご当地キャラが一同に会し、さらに「まゆまろ」も登場しました。「まゆまろ」は、2011年に京都で行われた国民文化祭のPRキャラでしたが、その後は京都府広報監に就任し、公務員として精力的に京都府各地のイベントに登場しています。まゆまろの外見は、まん丸のおめめと繭形のシルエットが優しい印象を与えてくれます。性格は「おっちょこちょいでのんびり屋。でも努力家なので一生懸命何事にも挑戦」するそうです。生年月日は不詳ですが、推定年齢は2000歳だそう!苦手なものは「乱暴者」で、キックやパンチをされると心が折れてしまうので、子どもさんも優しく接してあげて下さいね。
宇治市のキャラでは「チャチャ王国のおうじちゃま」が人気です。王冠の部分が茶筅になっているのがユニークで、口のおしゃぶりは抹茶味なのだそう。さらに宇治市宣伝大使の「ちはや姫」が茶摘みの衣装で登場。性格は知的でハッキリと物を言うそうです。茶摘みの装束も似合っていました。
城陽市からは「じょうりんちゃん」が来ていました。城陽特産のイチジクの姿がベースで、頭には梅の花びらがあしらわれています。宇治田原町からは「茶ッピー」が。シンプルに梅の実の形をした丸いキャラクターです。木津川市からは「いづみ姫」が。天女のイメージでしょう。木津川は泉川とも呼ばれ「みかの原 わきて流るる泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ(中納言兼輔)」の歌は百人一首でも知られています。ちなみに兼輔は紫式部のひいおじいさんです。
一休寺が知られる京田辺市は「一休さん」が登場。和束町(わづかちょう)からは「茶々ちゃん」が。かわいい茶摘み娘の姿です。和束町は茶源郷とも呼ばれ、宇治茶の生産の4割弱を占める茶所。茶畑の美しい景観がひろがります。そして笠置町(かさぎちょう)からは「笠やん」が来ていました。かつて笠置寺に住んでいたネコの笠やんがモチーフで、境内にはそのお墓とご住職の胸を打つメッセージが残されています。いまは妖怪猫又のキャラクターになっているそうで、尻尾が二股に分かれている姿も注目。首元は鈴ではなく笠置寺にある解脱鐘で、基底部が6つに切り込まれたデザインは日本に1つしかないとされます。
ということで、合計9人のご当地キャラが大集合となりました。いずれも子どもたちから人気で、会場を盛り上げてくれたと思います。まゆまろからは記念シールもいただきました。折々のイベントで出会った際には注目をしてみて下さい。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。