醍醐寺の豊太閤花見行列


豊太閤花見行列 花見踊りにて

醍醐寺では14日に豊太閤花見行列が行われました。豊臣秀吉の醍醐の花見の様子を再現した行列です。

豊臣秀吉今日(16日)の京都は、27.2℃まで気温が上がりました。これは5月を飛び越して、6月上旬並みの最高気温です。4月下旬から5月上旬にかけては春の期間では最も晴れやすい時期で、近年は顕著な高温となる日も見かけるようになりました。昨年も4月に30℃を超える日があり、真夏の始まりも近づいているかのようです。

北政所ただ、真夏との違いは空気の乾燥度。サウナと同じで、気温が上がっても乾燥していれば、まだ動きやすいですね。ただ、紫外線は既に真夏並みに強く、肌もまだ準備ができていませんので、帽子や日傘など対策をしっかりと取って下さい。なお、この高温は木曜日まで。金曜日からは一転して低温となり、朝晩は5℃前後まで冷え込み、遅霜も心配されます。

淀殿さて、今年は桜の進みが早く、京都は既に八重桜となっています。早咲き桜とソメイヨシノが美しい醍醐寺でも、14日の段階では一部の桜を除いてほとんどが葉桜となっていました。例年、豊太閤花見行列は4月の第2日曜日に行われていて、今年は日のめぐりが最も遅い年でもありましたので、葉桜なのは致し方なかったかもしれません。

芸能を楽しむ秀吉たち秀吉が行った醍醐の花見や、醍醐寺の桜については以前ブログでご紹介しました。醍醐寺の早咲き桜は京都屈指の見事さですので、是非一度はご覧になって頂きたいですね。この雰囲気の中で豊太閤花見行列が行われると華やかかもしれませんが、人出や警備上の問題もあってか、早咲き桜が散る時期に行われています。

武将たち行列は三宝院を出発して金堂前へと向かい、各種芸能を観覧して、再び三宝院へ戻るという流れです。三宝院から仁王門までは拝観料がかからないとあって、とくにはじめの行列の時には混雑するようです。仁王門から奥へは「伽藍」の有料拝観となりますが、金堂前では舞楽や狂言、役者さんによる演劇、地元小学生の踊りなどが奉納されますので、ご覧になって頂きたいところです。

役者による演劇実は私も今回見るのが初めてでした。4月の第2日曜は、洛北のやすらい祭や、常照寺の吉野太夫花供養、上賀茂神社の賀茂曲水宴など、京都各地で行事がある日で、毎年どこへ向かうか悩んでしまいますね。今回は午前中に仕事があり、醍醐寺に着くころには、金堂前の芸能奉納も後半に入っていました。役者さんによる演劇は、秀吉にちなんだもので、途中からだったため筋書きはよく分かりませんでしたが、剣での切り合いは迫力がありました。

花見踊り続いて、地元小学生による「花見踊り」が披露されました。手には桜の枝を持ち、桜の柄が入った着物を着て、僅かに咲き残った桜を背景にして、大変可愛らしい踊りを見せてくれました。きっとたくさん練習をしてきたのでしょうね。親御さんも見に来られていました。

行列が金堂から戻るこうして芸能の奉納が終わると、一行は三宝院へと戻っていきます。戻るときの行列ははじめの行列ほど混雑することはありませんのでおススメです。時間は年によっても変わるそうですが、今年は2時20分頃に金堂前を出発しました。

三宝院へ戻る行列行列には秀吉をはじめ、子の秀頼、正室の北政所、側室の淀殿、松の丸殿などが登場します。醍醐寺を復興した義演ももちろんいますし、前田利家やその妻の「まつ」なども参列しています。毎年、醍醐寺に縁のある各界の著名人が扮しているとのことでした。実際の秀吉の花見では、淀殿と松の丸殿との女の争いもあったりと、花見を巡るエピソードも様々に伝わっています。年によっては桜も残って、華やかな雰囲気の中を進む行列ですので、機会がありましたら往時を偲びつつご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。


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