12月2日に東福寺の通天橋周辺の紅葉を訪れました。12月に入り、雨とあって大混雑ではありませんでした。
紅葉の東福寺は京都で混みあうお寺の筆頭とも言える場所です。観光バスの団体がひっきりなしに訪れ、ツアーの旗がそこかしこに見られます。個人で行かれる場合は、バスではなくて京阪やJRで向うのが賢明です。また、どうしてもボトルネックとなってしまうのが通天橋を望める「臥雲橋」。風景はまさに「紅葉の雲海」で、絶景が広がる場所ですが、11月下旬は尋常でなく混雑します。ただ、12月に入れば団体も少なくなり、今年は紅葉のペースも遅かったため、まだ東福寺の紅葉は楽しめる一方で人が少なくなってきています。臥雲橋からの通天橋の光景は混雑時には写真撮影が禁止されていますが、今日の9時台は人が少なくなったこともあってか禁止ではありませんでした。
通天橋や臥雲橋など人が集中する場所を除けば、境内は収容力があって隙間があるところも多く、立ち並ぶ大伽藍には圧倒されることでしょう。また、東福寺本体の裏側にある「龍吟庵」も12月8日にかけて特別公開されています。小規模なお寺ですが、国宝の方丈から眺める紅葉は見事。色づきが通天橋よりは少し遅いので、今週末にかけて楽しめます。
12月2日は雨も降ったため、通天橋周辺も大混雑ではなく、運良く人が入り込まない写真を撮ることもできました。現在は散り紅葉がたいへん見事でした。少しずつ色が変わっている散り紅葉のグラデーションが光沢を帯びて、より一段と美しく感じます。雨の日の方が散り紅葉は綺麗でしょう。空いてきた東福寺に足を延ばして頂くのもおすすめです。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。