のどかに咲く青谷梅林の梅


青谷梅林

10日に、京都の南・城陽市にある青谷梅林へと足を延ばしてきました。のどかな風景の中で梅が見ごろを迎えています。

青谷梅林青谷梅林(あおだにばいりん)は、梅の数が約一万本と言われる京都府最大の梅林です。そのほとんどは白梅で、この梅は栽培用に育てられているものです。そのため、梅は背が低くなるように剪定をされ、規則正しく並んでいるという特徴があります。梅の密度もそれほど高くはありませんが、とにかく植わっている範囲が広いです。現在は約20ヘクタールの面積に梅が植わり、収穫される梅の実の量はなんと約90トンにも達します。北野天満宮の梅の収穫量が、約2.5トン~3トンですので、いかに多いかがわかりますね。ただ、数年前までパンフレットには120トン~130トンの収穫量があると書かれていました。徐々に収穫量は減っているようです。

青谷梅林辺りは古くから梅の名所として知られ、鎌倉時代の末期には後醍醐天皇の皇子・宗良親王が「風かよう 綴喜(つづき)の里の梅が香を 空にへだつる 中垣ぞなき」と和歌を詠み、当時から梅林があったことがわかります。江戸時代に栽培用に梅が数多く植えられるようになり、明治以降に花見客も増えて名勝地となっていったそうです。

青谷梅林毎年2月から3月にかけては「梅まつり」が行われ、梅林が公開されています。梅は年によって花期が変わりますので、見頃の時期をよく確認しながら訪れるようにして下さい。今年は、まさに今が見頃です。会場へのアクセスは、JRの山城青谷駅から徒歩で約20分~30分、道は案内板が出ているため迷うことはないでしょう。ただ、会場までは往復約3km余りと距離がありますので、足に不安のある方はご注意ください。

青谷梅林また、駐車場もあり近くまで車で行くこともできます。駐車料金は500円で、城陽市観光協会のホームページで場所を確認しながら向かうとよいでしょう。梅林そのものは梅まつりの会場よりかなり手前から目にすることができますが、最も奥にある会場までは徒歩で歩いて向かいます。

青谷梅林辺りは梅の香りが漂い、のどかな風景を楽しみながら歩いて行けるでしょう。会場では15時まで売店が出ており、梅の様々な商品を買うことができ、梅づくしの中で設置されている台に座って梅見をすることができます。お酒などもありますので、運転手以外はよい気分にもなれるでしょう。

青谷梅林会場では、フォークバンド「ひょうたん島」さんの「春待ち人」という曲が流されていて、咲き誇る梅の花に彩りを添えています。とてもよい曲ですが、実は青谷梅林のために作詞・作曲されたオリジナルソング。例年、会場ではコンサートも行われていますので、タイミングが合えば生歌でも聞くことができるようです。

青谷梅林青谷梅林の会場では、例年ゴザの無料貸し出しもあり、自分たちの好きな場所に広げてゆっくりと座って梅を眺めることができます。寝転んだりしてもOKですよ。小さな子どもを連れたご家族も多く、咲き誇る梅を眺め、美しい曲を聞きながらのんびりと過ごす時間はとても贅沢です。ただ、雨の日用のテントがないため、雨の日にはなかなか大変かもしれません。梅まつりは今週末の17日まで。機会がありましたら、足を延ばしてみて下さい。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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