貴船神社の七夕笹飾り

貴船神社 七夕笹飾り
貴船神社では、8月半ばまで七夕笹飾りが出ています。

貴船神社 七夕笹飾り京都の七夕は、新暦と旧暦とで7月と8月の2回あるといっても過言ではありません。7月7日には北野天満宮や白峯神宮、高台寺などで行事が行われて、町家にも笹が飾られている様子を見ることができます。一方、月遅れの8月にも七夕を行う場合があり、近年は「京の七夕」と称した、堀川や鴨川界隈のライトアップイベントが行われています。貴船神社では笹飾りが登場して、8月15日までライトアップも行われています。

貴船神社貴船神社の笹にはたくさんの短冊がつけられていて、一人一人の願いが書かれていました。貴船神社は水の神様を祭っていますが、七夕には天の川が登場し、その姿はまるで天翔ける龍のようにも見えます。龍は雨を呼び水源を潤すということで、七夕は貴船神社にとってはゆかりが深い行事とされています。毎年7月7日(土日の場合は翌月曜)には、水まつりが行われ、献茶祭などで境内はにぎわいます。その様子は、次回ご紹介する予定です。

貴船神社笹飾りのライトアップは夕暮れから20時頃まで行われていますが、貴船口駅へと向かうバスは夕方で終了します。駅から歩くと約2km、時間も25分ほどはかかります。知らずに行くと夜道を歩くことになりますので、十分にご注意下さい。基本的には川床でお食事をされる方向けに行っているものでしょう。なお、7月20日と8月14日はイベントがあるため、臨時便が出るそうです。

貴船夏の貴船は川床(かわどこ)が賑わいを見せ、傍から川の流れを見ているだけでも涼しげな気分になります。貴船は川床は、鴨川の納涼床とは別物。鴨川の納涼床は外で風景や雰囲気を楽しみながら食事を頂きますが、現実にはさほど涼しくはありません。一方、貴船の川床は川のすぐ上に席を設け、日差しもさえぎりますので、昼間でも十分に涼しいです。まさに天然のクーラーですね。

貴船神社 結社夏の貴船は緑が美しく、京都の街から1時間足らずでこれる場所ながら、ずいぶん遠くへ来たような気持ちにもさせてくれます。貴船の神は水の神である一方、縁結びのご利益でも知られています。本宮だけでなく、結社(ゆいのやしろ)、奥宮へと散策してみてもよいでしょう。特に結社が縁結びの神様ですので、足を伸ばしてみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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