実光院の風景


実光院

先日、大原の実光院を訪れました。

実光院大原の実光院は、三千院から勝林院への途中にある勝林院の塔頭寺院で、三千院や宝泉院に比べると穴場な部類に入るお寺です。ゆっくりとお抹茶を頂きながら律川から水を引いた庭園の眺めを楽しめます。本尊は地蔵菩薩で、学僧が住み声明(しょうみょう)を伝承するために創建されました。庭は契心園と呼ばれ、律川の水を取り入れた池を主体としています。額縁状に望む光景は、心を癒してくれるでしょう。今の時期は秋海棠(しゅうかいどう)が手水鉢の傍らを飾っています。

実光院 不断桜実光院にはもうひとつ庭園があり、歩いて散策ができます。そちらには晩秋から春にかけてチラホラと花を咲かせる珍しい「不断桜」があることでも知られ、紅葉と桜を同時に目にすることもできる珍しい場所です(桜が咲き始めるのはまだ先です)。ただ、不断桜は老齢で弱ってきており、太い枝が伐採されてしまっていました。今後少しでも長く受け継がれていってほしいと思います。

実光院 鷺草先日訪れたときには、鉢植えの鷺草や水引の花が咲いていました。鷺草は文字通り鷺が飛んでいるような珍しい形の花を咲かせます。水引はとても小さな赤い花が特徴。ヤブランやヒメギボウシの花も所々で咲いていました。実光院は、鑑賞式と回遊式の二つのお庭を楽しめる大原でもおすすめのお寺のひとつです。機会があれば、訪れてみてください。

実光院

実光院

実光院 水引

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。


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