五山送り火 火床からの眺め

左大文字からの眺め

五山送り火の翌日、8月17日に、炎が灯った3つの山に登ってきました。

消し炭五山送り火は京都の8月の風物詩として知られ、多くの方が五山六つの炎を眺めて亡き先祖を思い手を合わせました。実はその翌日には、普段は登ることができない山を含めて登ることができ、消し炭を拾うことができます。今回は「左大文字」「船形」「法」の三つの山を頑張って登ってきました。いずれも勾配はきつく、真夏とあって、スポーツドリンクやタオルなどは必ず持参されるとよいでしょう。

左大文字からの眺め左大文字は、金閣寺の北にあります。登り口等詳細は書きませんが、普段は登ることが禁止されている山で、17日は午前10時まで記帳をした方に限り登って炭を拾うことができます。左大文字の描かれた大北山は険しい岩山のため、火床がコンクリートで固められているのが特徴です。勾配も急ですが、その分眼下の眺めは素晴らしく、金閣寺も上から望むことができました。

船形からの眺め船形は西賀茂の北にある山で、こちらも現在は普段は登ることが禁止されています。17日は消し炭拾いで登ることができ、ゴルフ場を横切って行きますが、必ずブザーを押してプレーヤーに自分の存在を知らせましょう。やはり山頂からは素晴らしい眺めで、周辺が一望できます。

法からの眺め妙法のうち「妙」は登ることができませんが、「法」は17日に限り消し炭拾いで登ることが許可されています。「法」の山は以前は普段から登れましたが、近年は禁止されているのでご注意を。松ヶ崎大黒天の境内から登っていくため、比較的登りやすいですが、勾配はやはり急です。こちらも松ヶ崎から洛北を一望できました。こうして大文字山以外の火床のある山に登れるのは年に1度の機会ですので、今年は暑い中でも頑張って3つの山を登ってきました。消し炭は紙に包んで玄関先につるしておくと、厄除けや泥棒除けになるとされています。貴重なものを得ることができました。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。


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