紅葉のピークが遅くなって訪れている今年の京都。北野天満宮の御土居の「もみじ苑」は12月13日まで公開が延長されています。
今年のJR東海の「そうだ京都、行こう。」でも紹介されて人気となっている北野天満宮の御土居のもみじ。境内の西側には紙屋川に沿って、天正19(1591)年に豊臣秀吉が築いた土塁「御土居」が残され、御土居や紙屋川に沿って美しいもみじが彩っています。今年は例年よりも色付きのピークが遅れているため、公開期間が13日まで延長されました。
8日に訪れると、まだまだ紅葉はピークで素晴らしい眺めに出会うことができました。今年は最後の最後で、本当にきれいな紅葉が待っていてくれています。ちょうど晴天にも恵まれ、日差しによって輝くもみじは心底美しいと思えます。さらに12月のこの時期とあって人出は少なく、朱色の鶯橋の周りも人が途切れる時間帯がありました。
写真を撮るうえではありがたいですが、ただそれはすなわち11月に見ごろでない状態で多くの方が訪れていたことの裏返しでもあります。今年はタイミングが難しい状況となりました。来年以降は例年通りの時期に色づいてくれたらと思います。さて、10日以降の雨で散ってしまう可能性も高いですが、御土居は散りもみじも大変に綺麗ですので、週末にかけて雨の日でも諦めずに足を延ばしてみてください。料金は700円、お茶とお菓子が付きます。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。