7月24日に行われた祇園祭の還幸祭。先日のブログでもご紹介した丹波八坂太鼓は、三条烏丸でも神輿を迎え、その後に演奏を披露してくれました。
祇園祭の行事も31日の疫神社夏越祭で最後となりました。茅の輪をくぐって無病息災を願う行事には祭りの関係者が集まり、今年も無事に祭りを終えることができました。このブログも、祇園祭の話を長々と書いてきましたが、今少しお付き合いください。さて、24日の還幸祭では各地で太鼓の演奏が行われて神輿を迎える場面が見所の一つです。丹波八坂太鼓は、24日の18時ころから四条大宮で、19時半ころから千本三条東入ルで、そして20時20分頃には三条烏丸にやってきます。場所は年によって奇数年は三条烏丸の西の千總前、偶数年は京都文化博物館前になります。「三条通りお神輿まつり」とも題されています。
三条烏丸では神輿が通過するたびに太鼓を軽く叩いて見送りますが、本格的な演奏は3基の神輿がすべて通過してからになるため、今年の演奏開始は夜21時45分過ぎからとなりました。神輿の中で最初にやって来るのは中御座。太鼓の前で差し上げを行って、それに合わせて太鼓も音を響かせてくれます。単に神輿が通る場面を見るよりも楽しいですので、是非、丹波八坂太鼓と神輿の組み合わせを生で見てほしいと思います。
3基の神輿が通り過ぎた後、丹波八坂太鼓の皆様によるライブ演奏が行われました。何度聞いても体に響く大迫力の音が見事です!これほどの演奏はお金を払って見るべきと思うくらいレベルが高く、拍手喝さいを浴びていました。一通り曲が終わった後に自然とわき起こる「アンコール」は、恒例と言えるでしょう。そしてこのアンコールの曲も素晴らしい。東日本大震災の被災地のために作った曲も披露してくださいました。
暑い中での太鼓の演奏は随分と疲れると思いますが、それを感じさせない力いっぱいの演奏。最後には一段と大きな拍手が送られました。祇園祭の還幸祭には欠かせない存在の丹波八坂太鼓。機会がありましたら、還幸祭での演奏のみならず、どこかで丹波八坂太鼓の素晴らしい演奏を耳にして頂ければと思います。活動はFacebookで告知されています。今回の様子は動画でもご覧ください。
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吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。