年の瀬の六角堂

六角堂
年の瀬の六角堂を訪れてみました。

六角堂六角堂は聖徳太子が創建したと伝わる古寺で、平安京の道が通る際に北へ退いたという話や、縁結びの柳の伝説でも知られます。境内には鳩が多いのも特徴で、しゃがむと餌をくれると思ってかたくさん寄ってきます。この時期は日当たりのよい屋根で寒そうにじっとしている姿も見られます。境内の奥の池には白鳥もいて、生き物に癒される都会のオアシスのようでもあります。

六角堂残念なのは、2015年までは大変美しい花を咲かせてくれていた御幸桜が、近年大きく枝を減らしてしまったこと。今回見てみると、以前にも増して枝が少なくなってしまったように感じました。咲き始めは白く、日とともにピンクに変わっていく珍しい種類の桜です。メインの木は弱ってしまいましたが、境内にはスターバックスの前など、他にも植わっていますので、弱った木も含め来年も頑張って花を咲かせてくれることを願っています。

六角堂お堂の左手側には大小のお地蔵さんが並んでいて、冬の時期は頭に手づくりと思しき帽子をかぶっています。どなたかが心をこめて作って奉納してくださっているようです。お地蔵さんの大きさが異なってるのに、それぞれの頭にはちゃんと収まっているので、大きさも考えて作ったのかもしれません。何気ない風景に、温かい心を感じられました。よければ足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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