宗像神社のアオバズク

宗像神社のアオバズク
先日、京都御苑内の宗像神社アオバズクを目にすることができました。

宗像神社のアオバズク宗像神社は京都御苑の南西にある神社です。この場所は、平安時代には藤原北家の藤原冬嗣が小一条殿という邸宅を構えた地です。冬嗣の孫にあたる明子は清和天皇となる皇子をこの邸宅で生みました。冬嗣は桓武天皇の命令で、九州の宗像大社から宗像三女神を勧請して神社が創建されたと伝わっています。のちにこの場所は花山院家の邸宅となり、宗像神社もその中で受け継がれましたが、明治維新に至り、邸宅は廃されて神社のみが今に伝わっています。

宗像神社のクスノキ境内には、京都御苑で最も古い樹齢600年といわれる大きなクスノキをはじめ、数本のクスノキの大木があり、毎年夏季にはアオバズクが太い枝に空いた穴に営巣することで知られています。京都御苑管理事務所は、刺激せずに離れてそっと見守るよう呼び掛けていますが、京都御苑という豊かな自然があればこそのこその営みですね。

宗像神社のアオバズク先日訪れた時には、木の上でその姿を目にすることができました。実際に目にしたのは初めてだったので、感動です。大きさは思っていたよりも小さめで、よく見ないと気が付かないかもしれません。たまたま観察している方がおられ、私も見ることができました。宗像神社に行かれる際は、クスノキの上を見上げてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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