妙蓮寺の芙蓉

妙蓮寺の芙蓉
今年も妙蓮寺の芙蓉(ふよう)が咲いています。

妙蓮寺の芙蓉妙蓮寺は1294年に日蓮の孫弟子・日像によって創建されたお寺です。境内には芙蓉の花が多く、京都で芙蓉の名所と言えば妙蓮寺の名が挙がるという場所。種類も豊富で、妙蓮寺のホームページによると、一重ピンク・一重白・一重酔芙蓉・八重酔芙蓉・くす玉芙蓉・二重ピンク・一重濃ピンクがあるそうです。

妙蓮寺の芙蓉芙蓉は、花の彩りが少なくなる真夏に咲く花として親しまれ、この日は門前と境内と、それぞれに綺麗な花を咲かせていました。芙蓉は一日花ですので、日によって花の咲く位置が違います。かの松尾芭蕉も「枝ぶりの 日ごとに変る 芙蓉かな」との句を詠んで愛でた花でもあります(妙蓮寺の花を愛でたのではありません)。また、あまりに暑過ぎて水が不足すると、芙蓉の花も萎れてしまいます。同じく芭蕉の句で「霧雨の 空を芙蓉の 天気哉」というものもありますが、少し湿り気があるときの方が芙蓉も喜ぶのでしょう。

妙蓮寺の芙蓉 花が少ない場所も今年の妙蓮寺は例年よりは花の数が少ないように感じました。気候面も影響をしているのかもしれません。芙蓉の花は9月にかけて見ごろが続き、まだつぼみもたくさんありますので、今後に期待しましょう。なお、今週の土曜日に妙蓮寺の芙蓉や、昨日のブログでご紹介した本隆寺のサルスベリを訪れる散策を開催しますので、お気軽にご参加ください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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