六角堂のイチョウと冬支度のお地蔵さん

六角堂
六角堂のイチョウがまだ見頃です。お地蔵さんは暖かそうな帽子をかぶっています。

六角堂京都では紅葉やイチョウの色づきはほとんどの場所で終わりつつありますが、ごく一部で遅れて色づいているところがあります。六角堂のイチョウもそのひとつ。ビルの谷間にあるため例年色づきが遅く、今年もこの時期に見頃となりました。こうして遅くまで楽しませてくれる場所があるのも嬉しいですね。

六角堂六角堂は聖徳太子が創建したと伝わる古寺で、平安京の道が通る際に北へ退いたという話や、縁結びの柳の伝説でも知られます。境内には鳩が多いのも特徴で、しゃがむと餌をくれると思ってかたくさん寄ってきます。この時期は寒そうにじっとしている姿も。境内の奥の池には白鳥もいて、生き物に癒される都会のオアシスのようでもあります。今年生まれた雛もすっかり大きくなりました。

六角堂お堂の左手側には大小のお地蔵さんが並んでいて、冬の時期は頭に手づくりと思しき帽子をかぶっています。どなたかが心をこめて作って奉納したのでしょうか。お地蔵さんの大きさが異なってるのに、それぞれの頭にはちゃんと収まっているので、大きさも考えて作ったのかもしれません。何気ない風景に、温かい心を感じられました。よければ足を延ばしてみてください。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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