21日からの祇園祭の後祭(あとまつり)の宵山。大船鉾やご朱印集めが賑わっています。
近畿では本日(21日)に梅雨明けが発表されました。昨日の散策の参加者には「今日が梅雨最後の日ですよ」とお話しましたが、実は今年の梅雨は京都では雨量が平年の梅雨の期間の雨の半分以下しか降っていませんので、梅雨が明けて嬉しいとも言いにくいのが今年です。京都は琵琶湖疏水のおかげですぐに水不足になる心配はありませんが、琵琶湖周辺でも同様に雨量が少ないので、どこかでほどほどに雨が降ってくれればと思います。
まだまだ続く、今年の祇園祭。21日から本格的に宵山が始まりました。私も早速、10基全ての山鉾を巡ってきました。やはり一番人気は大船鉾です。四条通から新町通の南は南行き一方通行となり混雑していました。最初のテントは漬物屋さんのテントで、大船鉾の粽(ちまき)などの授与品は鉾の後ろのテントで販売されています。
大船鉾への搭乗はやはり大人気。19時40分頃で1時間半待ちとのこと。町内の方によると、列に並べるのは20時半まで、搭乗は22時までで、それでも乗れない方が出た場合は、翌日に出直ししていただくしかないとのことでした。夜よりも昼の方が回転が早いそうです。今日までは連休でしたが、22日・23日は平日ですので、少し人が減って来るかもしれませんね。鉾への搭乗は10時から。300円です。
そしてもう一つ大人気なのが、後祭の山鉾のご朱印集め。今年は特製用紙に10基の山鉾のご朱印を集めた先着3500名には「後祭復興記念手ぬぐい」が授与されます。午前中からずいぶんと賑わっていて、もしかすると記念品の手ぬぐい授与は本日中に終了しているかもしれません。近年はこうしたスタンプラリーが人気ですので、後祭の賑わいに一役買っているようです。なお、復興記念の手ぬぐいは500円で購入することもできますよ。
各山鉾は、全体的にはまずますの人出。夜店がないぶん、山鉾風情は存分に楽しめて、私のような京都ファンにはかえって嬉しい空間ではないでしょうか。また、10基の山の鉾に加え、休み山の布袋山が後祭も頑張って粽やお守りを売っていて、22日17時以降は鷹山も登場します。いずれもご朱印の授与が行われていますので、23日までの宵山にぜひお越しください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。