京都御所 御常御殿の紅白の梅

京都御所 御常御殿
京都御所の御常御殿の南側にある紅白の梅が見ごろです。

京都御所 御常御殿国内外から人が訪れる京都御所。早春になると御常御殿(おつねごてん)の南側にある紅白の梅が咲き始めます。紅梅と白梅とでは咲くタイミングがずれますが、3日に訪れると両方が綺麗に咲いていました。特に目に鮮やかなのが紅梅です。よい香りも漂っています。ちょうど見学経路の最後の付近で心を和ませてくれました。

京都御所 御常御殿御常御殿は天皇が日常を過ごす建物で、寝殿造の外観ながら、内部は大小15の部屋に区切られた書院造となっているのが特徴(内部は非公開)。プライベートな空間として、年賀の祝い、和歌の伝授なども行われました。現在の建物は1855年の再建ですが、秀吉の時代に造営された建物をルーツとします。梅に面した部屋は向かって右になるほど床の高さが上がり、部屋ごとの格の違いを表しています。梅が咲くとより雅な雰囲気が増し、幕末を過ごした孝明天皇や若き日の明治天皇もこうした風景を眺めたのだろうかと想像が膨らみました。白梅は今が見頃で紅梅はまだピーク手前です。両方が咲いているのを目にしたい場合はお早めに訪れてみて下さい。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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