京都の真夏の風物詩として欠かせないのが下鴨神社の御手洗祭(みたらしまつり)です。今年は22日から土用の丑の日である25日をはさみ30日までの9日間行われます。もともとは土用の丑の日の前後5日間でしたが、近年は開催期間が延び、昨年からは9日間となりました。献灯料も3年前から300円に値上がりしています。
今年も大枠は変わりませんが、御手洗川のほとりに授与所ができ、さらに靴を脱ぐ場所も広く取られていました。そして「水みくじ」も新たに登場。最後の場所で水に浮かべるおみくじができるようになりました。また、アニメの「有頂天家族」とコラボしており、各所に登場人物のぬいぐるみが置かれており、登場する狸の家族の名前の提灯もありました。
御手洗祭は通称は「足つけ神事」と呼ばれ、土用の丑の日に冷たい水が湧く御手洗池に足を浸し、半年間の罪穢れを払って無病息災を願う行事。誰でも参加することができます。今年はこの後30日までは朝5時半から夜21時まで行われていますので、会社に行く前や会社帰りでも大丈夫です。水はとても冷たく感じ、夜も幻想的でよいですが、昼間のクールダウンにも最適です。
御手洗祭の楽しみの一つが、冷たい水から出た後に頂けるのご神水。これが乾いた体にしみわたって大変おいしく、一気に飲み干せてしまいます。体の内側からも清められていきそうですね。空のペットボトルを持参すれば水を入れていただけます。御手洗祭は30日まで。どなたでも気軽に参加できますので、ぜひ冷たい水に足を浸してみて下さい。
未公開の京都写真・京都の天気の解説など、京都情報を発信するFacebookグループ運営中!
- Facebookのグループ機能を利用したページ内で、ブログでは未公開の写真や動画、私が眺めている日々の京都の風景や行事、天気の解説などを月額680円で公開中。詳細やお申込みはこちらから。運営をされているシナプスさん経由のお申込みとなります。
散策・講座のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 7月26日(水)【講座を受付中!】
【講座】京都の定番スポット徹底解説!秘められた人々の思いと物語 - 7月29日(土)【講座を受付中!】
【講座】京都の旬の楽しみ方 歴史と風景が織りなす四季の散歩道 - 8月8日(火)【受付中!】
迎え鐘が響く六道珍皇寺の「六道まいり」と夜の若宮八幡宮へ - 8月13日(日)【受付中!】
北野天満宮の足つけ燈明神事と石の間の特別公開へ
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。