下鴨神社で31日まで「糺の森の光の祭」と題したライトアップイベントが行われています。
京都は毎年行われる伝統行事のほかに、新しく行われる行事も毎年のようにあります。今年は、下鴨神社のライトアップイベントが31日まで行われています。プロデュースをしているのは「チームラボ」という、デジタルの様々な分野に精通したクリエイター集団。日本各地や海外のイベントでも好評を博しています。
今回は、糺の森の中が色とりどりに変化する光で照らされ、幻想的な空間が生み出されています。また、初日と土日限定で「呼応する球体」と称された球体が、楼門内に展示されて500円で公開されています。ライトアップは美しいのですが、初日から大変多くの方が訪れて、特に土日の「呼応する球体」のほうは、長蛇の列ができ、早々に受付を終了してしまっています。
私は初日に行きましたが、チームラボの代表と主宰によるトークショーが行われていた関係で中には入れませんでした(この辺りの告知や誘導には大いに難があると思いました)。そこで、日曜日に出直して行ってきました。時間は18時からとなっていますが、17時過ぎには列が伸び始めていました。私も早々に並んだおかげで第1陣で楼門内に入ることができましたが、まだ明るいため第1陣は日没まで楼門内で待機。実質日没後の19時ころから綺麗になり始めます。以後、楼門内は15分おきの交代制となっていて、ある程度の人数を受け付けた段階で「終了」となるようです。
楼門内の「呼応する球体」は、ゆっくりと色が変化していく浮かんだ球体で、人が叩くとそれに反応して色が変わり、その色特有の音を出し、さらに周りの球体にもその色や音が派生していくものだそうです。と聞くとすごそうですが、実際に現地で見た感想は、人が多すぎて「呼応」しているのかよくわかりません。皆が球体を叩きまくるので、自分の球体が色が変わるところまではわかるのですが、響く音やその派生についてはさっぱり不明です。どの球体も同じ色になっている状態も多く見られました。綺麗なのは確かですが、好みは分かれるのではないかと個人的には思いました。
ともかくも、混雑が激しい行事ですので、土日の「呼応する球体」に行ってみようという方は、早めの時間帯に列に並んでください。待ち時間も長時間になっているようです。なお、無料で見られる糺の森のほうは比較的見やすいのではと思います。こちらは平日も行われており、十分に美しいです。また、糺の森は虫も多いので、虫よけをお持ちください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。