高瀬川舟まつり 2012年


22日は、高瀬川舟まつりが行われました。

高瀬川舟まつりは高瀬川の一之舟入一帯で行われる年に一度のイベントです。いつもは眺めるだけの高瀬船に乗ることが出来る唯一の機会。実は昨年も訪れて高瀬川についてもブログに書いていますので、よければご覧ください。このお祭りの一番の見どころは舞妓さんによるお茶席ですね。

昨年のブログを見て思うのは「初しぐれ」の記事。今日(23日)の京都は、23.1℃までしか気温が上がりませんでしたが、実は朝方の雨と夕方の雨とでは降る要因が違っていて、後者はまさに今年の「初しぐれ」です。冬に雪を降らせる気象要因も大局的に見ればこの時期から発生しています。秋は虹の季節。虹は太陽の高さが42°以下でないと出現しません。つまり、夏の昼間には虹は出ないのです。これが秋になると太陽の高さが低くなってきて、しかも「しぐれ」が起こる頻度が増えてくるため、虹に出会える可能性が増えてきます。

さて、今年はちょうど訪れた時に京都市長さんが舞妓さんのお茶席でお抹茶を頂いていました。この日の市長は京都岡崎レッドカーペットにも行っているはずで、京都の様々なイベントに顔を出されています。

高瀬船舟まつりは地元界隈に親しまれているお祭りのようで、数多くの子どもたちが訪れていました。やっぱり舟に乗れるのは楽しいとみえて、笑顔で元気に走り回る様子はとても微笑ましい。笹舟を作るイベントもあり、子どもたちがにこやかに高瀬川に笹舟を流す様子を、親御さんがまた笑顔で撮っていました。

一之舟入の一帯は歩行者天国になっていて、島津創業記念館前や”がんこ”の前では、殺陣(たて)の披露やシャンソンライブ、落語や沖縄民謡など、比較的現代的な芸能が披露されました。明るく笑顔の多いのが高瀬川舟まつりの特徴でしょうか。機会がありましたが、是非ご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

より大きな地図で 高瀬川 一之舟入 を表示

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