護王神社にやってきた本物の猪


護王神社 ももちゃん

先日、護王神社を訪れた際に、本物の猪に出会えました。

護王神社今年は亥年ということで大人気となっているのが、御苑の西にある護王神社。和気清麻呂をご祭神としています。清麻呂は、奈良時代の称徳天皇の時代、天皇の寵愛を受けた僧・道鏡(どうきょう)を「皇位につければ世の中が収まる」という宇佐八幡宮の神託を確かめるために、姉の広虫とともに現地へ派遣された逸話で知られています。

護王神社清麻呂が確認してきた神託は、当初とは異なるものでした。「わが国では臣下が帝になったことは一度もない。次の帝には必ず皇族を立てよ。道に外れたものはすぐに追い払え」と。新たな神託を受けた称徳天皇と道鏡は激怒し、清麻呂と広虫は流罪を命じられてしまいました。清麻呂が流罪先の大隅国へと赴く途中、再び宇佐八幡宮にお参りに行こうとすると、どこからともなく300頭もの猪が現れて、宇佐八幡宮までの10里の道のりを無事に案内し、清麻呂の足萎えも治ったと伝わります。そのため、護王神社の境内には様々な猪像が並び、亥年生まれの守護神としても信仰を集めているのです。

護王神社 猪正月3が日は最大で3-4時間待ちという、とんでもない混雑だったようです。12日に訪れたときは入場制限はかかっていませんでしたが、それでも境内はかなりの賑わいでした。今年は1月11日~14日に本物の猪がやってきました。2頭のうち目を引くのが白い猪のかりんちゃん。幸運の白猪として人気がありました。平成21年に生まれ、大分の宝八幡宮からやってきて普段は静岡で暮らしているそうです。

護王神社 かりんちゃん一方のももちゃんは、平成18年に生まれた女の子だそうで、毎年お正月に護王神社にやってきています。檻の中なのはちょっとかわいそうな気もしましたが、時折、係の方から食べ物ももらって機嫌は良さそうでした。今年の登場は終わりましたが、また来年は境内をお散歩する姿を目にできたらよいなと思います。今年は大いに注目されている護王神社。賑わいは週末を中心にまだしばらく続くかもしれません。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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